2012/11/06

引越②

引越に関する備忘録の続き。
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■そもそも引っ越すことにした理由は、どっぷり英語環境に身をおこうと決めたからである。今のフラットはたまたま元会社の先輩が紹介してくれ、たまたま大学に通うのに都合の良い場所だったから入った。当初は適当なところで引き揚げようと思っていたが、安い割に部屋も立地も良く、何より部屋がとても暖かいのが冬の長いこの国ではありがたく、思ったより長居してしまった。唯一の問題は、フラットメイト全員が日本語を話せるという点。

■とはいえ、留学開始当初はこの環境で良かったとは思う。何せ我がキャンパスは日本人はおろか東洋人さえ私一人という恐るべき学び舎である。入学から今に至るまで私はマイノリティー中のマイノリティー。英語での会話もままならぬなか、この尋常ならざるアウェー感はそれなりに疲れるものだった(他の国の連中は、少なくとも「アフリカ系」「ヨーロッパ系」「中東系」といったカテゴリーで最低2~3人はくくることができた)。なので、家に帰って日本語で不自由なくしゃべることができるのはかなりストレス発散になったのだ。

■しかし、さすがに半年以上たって大学生活にもなれ、勉強もヤマを越えたことで、もう一回アウェーに出てみようという気力がわいてきた。アウェーの環境に身をおくことが心身の修行になるのは古今東西不変の真理である。大変だったが、その分色々なものを伸ばせた気がする。

■加えて現時点までの英語力の伸びに物足りなさを感じていることも大きかった。一方で10月以降授業が減ったこともあって集中的に勉強を続ける中で少しずつ成果を感じ始めていて、これはちょっと気合い入れてやればそれなりのレベルにいけると思った。ワーホリや交換留学で来ている人達の中にはあまり英語をモノにできないまま帰る人も少なからずいて、それでは困ると思ったのだ。

■で、前回の終わりに戻ってなぜイーストからウェストセントラルに移ることにしたかというと、よりアウェー度の強い場所に行こうと思ったのと、たまたまここ1ヶ月セントラルに出掛けることが多く、あちこち歩く中で興味が沸いたから。今までは「ロンドンらしからぬロンドンを通してロンドンを知る」というちょっと逆説的なアプローチだったので、一般的なロンドンらしいロンドンも知れたら面白いかなと思った。結局パディントンになったのはたまたまだが、結構今住んでる町とのコントラストは大きい。
 立地:東より⇔西より
 人:移民ばかり⇔アラブ系等移民も少なからずいるが昔からの地元民も多い
 歴史:新興エリア⇔古い伝統のあるエリア
こういう対比を通して、ロンドンをより立体的に理解できればすごくいいと思う。ひとつの街の理解を深めるというのは私にとっては最高に面白い本とか映画とかより面白い。ロンドンのような大きな街ならこれはもう鼻血がでるほど面白い。社会人になって、たまたまガイドブックで東京が思っていた以上に色んな顔を持つことを知り、興奮してあちこち歩き回ったのを思い出す。

■セントラルよりで安いフラットならなんでもよかったのだが、どうせな極力フラットメイトと会話できる環境の方がいいと思った。フラットによっては住民の会話があまりなかったりする。幸い私は汚いのは割合平気だし、プライバシーもあまり気にならない。そしたらいっそルームシェアでいい気がしてきた。ルームシェアなら嫌でも顔を合わせるから、会話せざるをえない。あとはシェアする相手がナイスガイかどうかだけ。バックパック旅行でドミトリーも慣れているから、スムーズに入れる気がした。

■で、たまたま家探しのウェブサイトで出ていた広告に目がとまり、見に行ったところ住人の感じがよかったため、即決定。結局ビューイング3件目で決めた。コロンビア人とスロバキア人という、日本じゃなかなか会えない人達な上、二人ともとても感じがいい。まだこれから住んでみないと分からないが、良い悪い含めて貴重な経験ができるんじゃないかと期待している。今のフラットメイトのドイツ人には全力で反対されたけれども、俺がいいならいいのだ、ということで。

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