2012/09/09

香港人の話

今更言うまでもなく香港はイギリスと非常に深いつながりがあり、それなりの数の香港人がロンドンにも住んでいるわけですが、その香港でいま「反国民教育」あるいは「反洗脳教育」なる運動が盛り上がっていたりする。
“香港で中国本土と同じような愛国心を養うための「国民教育」への市民の反発が広がっている。9月から一部の小学校で試験導入されたが、学生から高齢者まで幅広い層の市民がデモやハンストに参加。香港政府は態度を軟化させているが、7日夜には全面撤回を求める市民らによる大規模抗議集会が開かれた。
「国民教育」を巡っては、共産党体制の下の中国政府を「進歩的で無私、団結した執政集団」などと礼賛する一方、米国などの多党制民主主義は「政党同士の闘いが人民に災難をもたらす」などと記述した教育指導用冊子の存在が明らかになった。批判が広がり、9日投票の立法会(議会)選挙の最大の争点にも浮上している。
引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0705G_X00C12A9FF2000/

さて、ちょっと妙な縁で知り合った香港人女性のジェリーという知人がいて、彼女に誘われて在ロンドン香港人による「反国民教育」の集会に行ってきたわけです。

当然かなり政治色の強い類のイベントであり、本来その手のものに関しては自分の中である程度確固たる意見形成ができない限り参加しない主義なのですが、今回は、
  • 細かいところは良く分からんが心情的には賛成であること(特にMOC政府の反日教育が香港にまで波及するのがイヤ)
  • イギリスに住んでいるせいで香港に対する関心が高まっていたこと
  • かねてより香港人のアイデンティティーに興味があったこと(香港人?中国人?)
  • 何よりたまたまヒマだったこと
等といった理由でいいよ行ってもと返事したのです。

場所はピカデリーサーカスから徒歩10分程のところで全然賑やかな場所ではなかったし、集まっていたのは200~300人位で、まぁデモの類としては小規模といっていいと思います。

で、その後ジェリーとお茶して帰ってきたわけですが、聞いた話が結構興味深かったので以下その一部を列挙。
※以下中国人=本土の中国人。
  • 現在香港には中国人がかなり流入してきている。大金持ちは中国人の方が多い(←本当か?)。ブランドものを大量に身にまとっているが、似合ってないし趣味悪いと感じる。
  • 自分はある意味中国人だがある意味中国人じゃないと思っている。クラスメイトに韓国人がいて、彼女に「中国人はキライだ」と言われたが、自分は香港人なので正直あまり気にならなかった。
  • フラットメイトは中国人と台湾人で、その中国人が大家。
  • その大家含め、中国人とは馬が合わない事が多い(「失礼な人が多い」とのこと)。
  • 今のフラットは台湾人のコミュニティーサイトで見つけた。
  • 韓国人も嫌い(「すぐ怒るしうるさい」とのこと)。
  • 香港人は大体50%位英語が話せる(←私が10年前訪れた時の感覚値ではもう少し少ない気がした)。
  • 両親は兄ばかりにお金をかけて、自分には無関心。これは「女子はどうせ嫁にいってしまうから」という理由で、香港では一般的なこと(←本当か?)。
  • 広東語(香港の主言語)と、マンダリン(標準中国語)はかなり違う。自分の英語のレベルとマンダリンのレベルがだいたい同じくらい(※彼女の英語力はビギナーレベル。多分TOEFLで60位)。ただTVで見聞きするので聞き取りは概ね問題ない。
  • フェイスブックに食い物の写真をアップしたら「ハンストが行われてるのに何アップしてんだ」と言われた(←笑)
彼女の感情なり思想なりがどの程度香港のマジョリティーを反映しているのか不明ですが、まぁそんな香港人もいるということで。オチなし。


2012/09/05

人事まわりの人がMBAで勉強する意味について

現在忙しいのが続いていますがあと2~3日でひと段落。

レポート書きに飽きたので更新。

掲題、先に結論を書いてしまうと、(少なくとも他分野にくらべ)意味合いは薄いと思います。特に「明日からの実務」にはあまり役立たないと言ってよいかと。

なぜかと言えば、人事分野というのは非常に国ごとの独自性が強いためです。独自性を生み出しているのは主には労働法・社会保険法等の法体系で(さらには文化といった曖昧なものも含まれる)、これらは、例えば日本とアメリカでは全く異なります。

例えばアメリカの人材の流動性の高さと、日本の低さの背後にはそれぞれそうなるようにしむけている法律があり、人材流動性の高低によって人事制度が変わってくるのは必然です。採用・企業年金・考課・etc。

そうすると、MBAでHR関連のトピックとなるとやや抽象的なテーマになりがちで、たとえば

  • リーダーシップ (←私の嫌いなテーマ)
  • ラーニング&ディベロップメント
  • モチベーション

など。良くも悪くも即実務というより、正解の無い曖昧な世界といった趣。

逆に「即実務に役立つ」ケースを思いつくまま挙げてみるならばこんな感じでしょうか。

  • M&Aを多数やってる会社から派遣。在学中、財務・会計をしっかりやって、帰国後コンサルと組んで人事デューデリをやる
  • 中国の学校に行って卒論で中国の雇用慣行についてやる。その後現地のHRマネージャーに

なんだか余程機会に恵まれない限り有りえなさそうなケースばかり思い浮かびました。
もっとあるのかもしれないですし、管理部門で上位ポストを目指す場合、最終的には人事以外の事も分からないとダメなので無駄になるということはないのですが。

では、そもそもなぜ人事分野は、会計等に比べればコンバージェンスが進んでいないのか。恐らく一部企業を除き、コンバージェンスする必然性が乏しい。この辺は長くなりそうなので割愛。

逆に経理・財務等はコンバージェンスが進んでいるので、「グローバルスタンダードはこれ」という風に、実務に踏み込んだことまでやります。とりわけ欧州の学校は概ねIFRS準拠で会計を教えるようですので、実際学んだ事が役に立つと思います。
(財務会計は、ドメスティックな企業であっても外国人投資家が財務諸表を見れるようにする必要性があるため必然的にコンバージェンスが求められる。管理会計はまた別)

なお自分の場合、実はこのあたりのことは人材紹介会社にいた時から感覚的にはほぼ分かっていました。人事職の人がMBA留学して、(少なくとも短期的な、採用時の年収の観点で言えば)うまく投資回収できてる転職例をほぼ見た事がなかったので。ではなぜ留学したのかと言えば―簡潔に言えば―実益以外の部分で留学する必要性と動機があったから。個人的には、そうしたものがないと人事の人のMBA留学は失望して終わるリスクが高いんじゃないかな、と思います。

2012/08/16

五輪一過

オリンピックも終わり、パラリンピックは残っているものの、ロンドンは大分静かになった模様。

事前に懸念された交通トラブルもあまりなく、ネットを通して読む日本のメディアの報道に比べればロンドンという街が五輪に対して冷めていた印象が強いです。

(厳密に言えば、冷めている人と盛り上がっている人両極端に分かれていて、その隔たりにロンドンなりイギリスなりの抱える問題が表象されていたという印象。詳しくは後日書きたい)

が、冷めていたと書いた一方で期間中の人口密度があちこち高かったのも事実、パブリックビューイングの行われていたカナリーワーフの公園も、期間中はシートを広げてモニターを眺めていたLondonerたちはどこへやら、すっかりガランとしてしまって寒々しい。

さて昨日なんかはTシャツ一枚で過ごせるような天候でしたが、今日は打って変わって肌寒く、BBC曰く冷夏の今年、このまま夏が終わるんじゃないかという、そんな気もしました。

一方私は課題だなんだで忙しさがピークを迎え、ロクに食事もつくっていません。あと2週間が山といったところ。

2012/08/06

オリンピック⑥ 競歩

会社の後輩の友達のダンナさんの弟さんが競歩に出るとのことで見にいきました。



かなり国籍が散らばっていて面白い光景が見れました。
競歩、速かったです。

2012/08/04

オリンピック⑤ 卓球

オリンピック④ バレーボール

オリンピック、バレーボール女子、日本対ドミニカを観戦。
会場はロンドン西部、アールズコート。日本人が結構住んでいるゾーン。

試合は快勝でした。




オリンピックならではの雰囲気を存分に感じれました。
時間がある時にいずれ書きたいと思います。

2012/08/02

オリンピック③ グリニッジパーク

大学のあるグリニッジは総合馬術の会場となっています。

博物館の裏が会場となっているほか、グリニッジ大学脇に特設野外パブリックビューイング場が設営されていたり。↓


デッキチェアーで優雅に観戦できます。我が家の近くでは他にカナリーワーフ等でもビューイングが行われており、芝生に座って大モニターを眺めることができます。こっちはレジャーシートを無料で配っていました。太っ腹。

近くには自由利用の卓球台が。今ロンドンはあちこち卓球台が設営されていて自由に楽しめるようになっています。


会場の様子は特設の歩道橋からある程度見れました。
下は手荷物検査場。


イーストエンドには多くの会場があるため、五輪の熱気を肌で感じることができます。