夜明けて、ヘルツェグ・ノヴィ行のバスに飛び乗りました。
距離的に3~4時間で着くと踏んでいましたが、ボスニアの山岳地帯の急峻なることやんごとなく、寝てど暮らせど着きません。結局11時発で日もとっぷり暮れた6時頃に着きました。モンテネグロは安全ということだったのでその点は心配していませんでしたが、宿探しが大変そう。
案の定難航し、疲れてフラフラとカフェに入りました。
「すみませんこの辺に安い宿ないですか」
「宿?ちょっとまってなオーイ(近くのオッサンに話しかける)。ちょっとまってな今彼が調べてくれてるから。キミ何人?」
「日本人です。あ、あとコーヒー一杯」
「遠いな!こんなところに何しに来たんだ?(笑)」
「いや~正直分かりません(笑)」
「良く分からないけど観光ってやつだな? (近くのオッサンに話しかける) うーん。今10人位にメール送ってくれたらしいんだけど、返信ないか、今営業してないって。これぞモンテネグロ人って感じだな。怠け者なんだ (コーヒーコトリ)」
しばし待つ。
「メーン(Man)!そいつについていってみてくれ。すぐそこの教会が5ユーロとかそんなもんでベッドだけ提供してるんだ。ベッドだけね、そんなでいいの?」
「いいですどうもありがとう。あとお会計」
さてワイルドなおっさんについていって教会のベルを鳴らしましたが、誰もいない模様。結局カフェに戻ってきてしまいました。
「メーン!だめだったか。まぁちょっと座ってな。他をあたってやるよ」
「ありがとうございます・・・ (メーン!ってクラスメイトのイタリア人そっくりだな・・)」
モンテネグロは古代ローマやヴェネチア共和国等の支配下にあった時代が長く、距離的にも近くて随所にイタリアの影響を感じます。コーヒーはエスプレッソ。挨拶はチャオ。食事はパスタかピザ。そもそも国名がイタリア語(黒い山の意)。
「メーン!そこのガキどもが知ってる宿に連れて行ってくれるってよ」
そこのガキども、もとい子供たちは12~16歳位の6人組で、皆英語が達者でした。
ガキA「どこから来たん?」
「日本。キミは?」
「XXXだよ。ヘルツェグ・ノヴィじゃない。遊びに来てるんだ。俺の街は何もないし臭いしつまらない。ここもそんなに面白くないけどね」
おぉ、典型的な田舎の若人だ。
ガキB「ガンナム・スタイル知ってる?」
「知ってるけど日本じゃそんなに流行ってないらしいよ(というかアレは韓国だと何度言わせれば・・・)」
「踊れる?」
「こうだろ・・・」 →爆笑
ガキC「XXXXXXXXって言ってみ」
「XXXXXXXX? (ガキども爆笑) どういう意味?」
ガキD「Suck my 〇ickって意味さ(爆笑)」
「いらねーよそんな言葉!(笑) いつ使うんだ?」
ガk「警察に殴られた時だね(笑)」
「いやいやそのタイミングでそれを言ったら逮捕されるだろう」
ガ「いや逮捕はされない。そのかわりガンで撃たれるね(笑)」
陽気なガキども、もとい子供達は私を無事宿に送ってくれ、「ダメだったらうちにとめてやるよ」とまで言ってくれました。誰も彼もとても親切です。宿はシングル15ユーロ。
翌日散策したヘルツェグ・ノヴィの街は牧歌的で開放的な、とても気持ちの良いところでした。そこから世界遺産の古都、コトルまで沿線バスでちょうど1時間。
コトルはわざわざ足を運んだ甲斐のある、とても綺麗で小さな街でした。街自体が美しいのと、フィヨルド風リアス式海岸の、海と山と街のコントラストが素晴らしいです。
宿はまけてもらってシングル15ユーロ。
つづく。
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