『元気ですか。
(略)
さて。ロンドンで僕が気にいっている点をいくつか挙げるとして、たぶん8番目くらいにくるのがロンドンのポストカードとポストカード屋さんです。これまで色々な街を訪れましたが、ポストカード/ギフトカード専門店がこんなに多い所は、たぶんロンドンがはじめてです。きっと、この街の人々は手紙を書くという行為を大切にしているのでしょう。ロンドンは、先進国の首都にしては万事非効率な事が多いですが、非効率なことには非効率なことの良さがあるものです。カードはデザインも秀逸なものが多く、見ているだけで楽しくなります(このカードも捨ててしまわないように)。
ところで、ロンドンで好まれて多用されている色があるのですが、何色だと思いますか。それは、このポストカードの表紙も使われている、ビビッドな「赤」です。ギフト類はもちろん、「二階建てバス」「電話ボックス」「ナショナルギャラリーの館内マップ」「スキニーパンツ」「女性の頭髪」などなど、あちこちに目の覚めるような赤が使われています。おそらくこの赤はイギリス国旗の赤から来ているのだと思いますが、僕は親しみを込めて“British Red”と呼んでいます。
赤というと、フェラリー等で有名なイタリアの赤(紅の豚でもいいけど)も印象深いですが、イタリアの赤が燦々とふりそそぐ陽光に自然と溶け込んでいるのに対して、イギリスの赤は雲におおわれてモノトーンになりがちな街のアクセントといった趣で、むしろ鮮烈な輝きがあります。ぜひ見にきてください。感動すると思います。
それではまた。』
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