2012/04/24

No title

大学のクラスメートはやはり良くも悪くもビジネススクールの学生です。国籍は散っていても職歴やロンドンにいる目的意識の点で均質性があります。

で、昨日、学校と無関係な、全くビジネスの香りのしない趣味の集まりに参加したのですが

ひさびさに、ガツンときました。

詳細は省きますがこの世界の広がるような感じ、何年ぶりかな、というようなパンチがありました。
また一つ、キャリアの仕事をしているうちに固くなってしまったアタマがほぐされました。

留学行きが決まってからそういう事か多いです。それだけでも留学決めた甲斐があったかもしれません。

2012/04/17

グループワーク完了しました

初のグループワーク(3人で1グループ構成)が終了しました。

レポートが3000単語×3人で計9000単語。約40ページ。
プレゼンが1チーム12分。

デキはともかく、俗にいうフリーライダー(他人の仕事に乗っかって単位だけ取ってく奴)にならずにレポート・プレゼンともに自分の役割は果たせたと思うのでそれなりに達成感があります。

日本人以外との共同作業は初めてではないですが、ここまで突っ込んでやったのは初めてで、なかなかストレスフルでした。一概には言えないものの、やはり大学時代の日本人とのグループワークは大抵みな協調性が高いので面倒は少ない気がします。


「明日ミーティングね」→「やっぱ来れないわ」→!??
「実は俺、俺の部分はゴーストライターに頼んだ」→!??先に言えよそういうことは・・

何はともあれ無事終わってよかったです。

2012/04/16

大きな会社の泳ぎ方

人材紹介の現場で働いていた時、しばしば求人企業からの募集要件して「大きな会社で働いたことのある経験(5000人以上が想定されているケースが多かった)」というのが出てきたことがありました。

これは特に(一般に適応力が高いと言われる)20代より30代以降について求められる傾向があります。要は、「大きな会社での泳ぎ方」を知っている人でないと、転職後の立ち上がりが悪い(下手すると立ち上がらない)ので20代で柔軟な人ならまだ許容できるが即戦力の30代以降は不可、ということでした。

最初これを聞いたとき、
「会社の規模でそんな違いが出るものだろうか??」
と訝しんでいました。仕事の仕方なんて本来ベースは普遍的で、規模で左右されるべきもんではなかろうと。

しかし、結構ベテランの腕の立つキャリアコンサルの方々から「大きな会社の泳ぎ方」必要説を支持する話も聞いたので、一先ず素直に従ってやっていました。

で、その後自分も転職したのですが、その際職場の規模がMAX約800人→約2000人になったわけです。

傍目からすればどちらも「中規模」といったところで、大きな違いはなさそうに見えるかもしれません。しかし自分には結構、このレベルの規模間の違いでもかなり違和感がありました。

その違和感を言語化すると、
①何かの決定にかかわる人間が増える
②何かの決定によって影響を受ける人間が増える
→いわゆる「日本的根回し」か、「徹底的に論破」のどっちかが必要になる
 (※ただしほとんどの日系企業で後者をやると変人扱いされて嫌われる)
といった感じでしょうか。要するに面倒くさいのです。

いや、面倒くさいで済めばまだ良くて、「泳ぎ方」を知らない場合、最初から①②を想定しながら動ける人は滅多にいないので(中にはいる)、多分立ち上がりの段階で上手く根回しできずに袋叩きにあったりするんだと思います。即戦力扱いの人だと、なおさら。

逆に①②に関する想定力の高いタイプなら大きな会社でも上手く立ち上がれます。
大量の根回しがイヤな人は小さな会社向きだと思います。このへんは性格の向き不向きもあります。

なお私は面倒くさがリストなのでどちからといえば小さな会社向きなんだと思います。

2012/04/09

GMATが変更になるというはなし

知らなかったのですが6月からGMATが一部変更になるそうです。
http://blog.agos.co.jp/news/entry/2012/01/062224

9月入学を狙う人であればGMATの準備は早くて前年の6月でしょうからそこに合わせたのかなと思いますが、欧州等の1月入学狙いの人は(人によっては)スコアの追い込みをかけている時期なはずなので結構エグいだろうなと想像します(いや結構どころじゃなくかなりエグい)。。

昨年私が受けた時も一度、リサーチ目的ということでテスト後に新タイプの問題をやらされましたが(スコアには反映しない)、あんなえげつない疲労を伴うテストの後にそんなもんさせんなよと思ったものです。なんにせよ内容は数学脳を要する類のものでしたので、ド文系の人にはさらなる壁となって立ちはだかるでしょう・・ そんな方々のご検討をお祈りしております。

2012/04/07

ドックランズの話

私の住んでいる町は、ドックランズ(直訳すると造船所地帯)と呼ばれるゾーンの真ん中北よりの位置しています。

ドックランズはロンドン東部のイーストエンドと呼ばれる地域に所属しています。イーストエンド西側には金融街のシティ、南に私の学校のあるグリニッジ(天文台で有名)があります。地図↓
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Docklands-map.jpg
この地図のテムズ川以外の青い部分が旧造船所だった地域です。今はかつての造船所としての役割を終え、シティと並ぶ金融センター兼ショッピングゾーン(主にIsle of Dogs、地図の緑色ゾーン)として注目を集めている模様。

とはいえ、各所の地名に造船所の名残を残しており、中心となる駅カナリーウォーフ(Canary Wharf)は「カナリア埠頭」ですし、他に「West India Quay 西インド埠頭」「Heron Quay ハロン埠頭」「West Ferry 西船着き場」等など、船にまつわる地名のオンパレード。

さて今も昔も移民の多いイーストエンドはかつてロンドンでも最悪の貧困と治安の悪さに苛まれていた場所だったようです。古くは切り裂きジャックの舞台となったのもイーストエンドだったり。

ドックランズとて例外ではなく、微妙な立地、農業に向かない低湿地という条件、造船所の稼働停止、移民問題等があいまって、ギャングの根城になっていたとかなんとか。

その後主として80年代にサッチャー政権下で大規模なウォーターフロント再開発が行われ、ドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)という、ゆりかもめのような無人高架鉄道が整備されたり(実際ゆりかもめと同じ制御システムが使われているとのこと)、東側にロンドン・シティ空港が出来たりといった中で急激に変貌を遂げ、すっかりキレイになりました。治安も大幅に改善されましたが、ちょっと北ないし東にいくと急激に危険度があがります。

DLRにのってドックランズを見渡していると、荒れ果てた造船所地帯を有効活用したサッチャー政権の手腕に唸らされますが、一方でこんな指摘もあります。
"しかし、ドックランズの再開発は、他方で損失となった側面もある。大規模な不動産ブームとそれに伴う家賃の上昇は、ドックランズの転入者と、家賃上昇で出て行かざるを得ない古くからのコミュニティとの間に、深刻な摩擦を起こした。またイギリスのどこでも見られる不一致現象 -エグゼクティブのための高級なアパートが荒廃した公営住宅の傍らに建つ- のもっとも衝撃的な事例となった(都市のジェントリフィケーション現象)。" -Wikipedia
これは普通に街を歩いていても感じることは多いです。と言え、今なお(ロンドンとは思えないほど)急ピッチで開発の進むこの地域からは、そうした都市問題よりも変わっていく活力の方を感じ取ってしまうことが多いのですが。



リラックス

今日は本当に特に何もせずに過ごしました。
イタリア人の友人は良く「きのうは特に何もしなかった。映画見たりリラックスしていた」と口にします。
そのくせアクションは早いし課題もソツなくこなしています。英語はクラスでも下手な部類なので、語学力で有利なのではなく、要領がいいのです。
彼を通してリラックスすることの大切さを実感しています。彼はクラスで唯一の外国人ヨーロッパ人で、私も唯一のオリエンタルですが、マイノリティとしてクラスに身を置くということはそれなりにストレスが溜まるものです。
リラックスして、規則正しい生活を送ること。ストレス解消にはこれが一番です。これをいまはとにかく心がけています。

2012/04/04

2012/04/01

エスプレッソ


クラスメイトのイタリア人とリビア人はいずれもエスプレッソを愛飲します。

※蛇足ですがリビアは一応アフリカ大陸にある国ですが、チュニジア等と同様北アフリカにあり、文化的には「地中海世界」と「アラブ世界」の混交といった感が強く、イタリアやスペイン等と相互に影響し合っています。地中海沿岸の都市では黒人はあまり見かけません。

当初はあんな苦いコーヒー胸焼けするわいと避けていましたが、グループワークの際にエスプレッソを奢り奢られるうちに慣れてきました。コーヒーの味が良く分かるような。それに、ラテの半分近い値段なのがいいです。ちょっと席を確保したいときなんかには都合がいいです。あとちょっと通ぶれる。気がする。