2020/06/12

候補者を口説ききるために大切なこと

インハウスリクルーターとして候補者、特にビジネスに大きなインパクトを与えるようなシニアポジションの内定者をどう口説くかは腕の見せ所です。

通常事業部長とか法人における財務責任者とか、その手の思いポジションになるとこちらも簡単には妥協できないため必然的に面接回数も選考する候補者の数も多くなりがちで、そのために1名の内定者の重みがジュニアポジションとは変わってきてしまいます。シニアポジションで一人内定者を逃すということは、それまでのプロセスで関わってきた役員レベルなんかの時間も全部無駄にすることになるからです。

シニアレベルの内定者を口説きおとすために大事なのは3つあります。

1情報収集
腕の立つヘッドハンターと良好な関係をつくるのはもちろんですが、ほかにも様々な情報ソースで候補者の周辺情報を洗っておく。ここでちゃんとその候補者のプライオリティやその背景にある金銭的・心理的インセンティブを把握しておけるかどうかが2の成否を左右する。


2社内のステークホルダーからの協力
最終的なこちらの口説き力みたいなのは、質×量みたいな側面がある。
①質)口説くのが上手な適切な人選のステークホルダーを巻き込めるか+彼らに1の情報収集をもとにした適切なディレクションを出せるか
②量)十分な数のステークホルダーを巻き込めるか
この①②どちらも普段から現場側のステークホルダーと十分良い関係を築けるかどうかや、彼らに採用側のバリューを適切に認知してもらえるかどうかが影響する。

3リクルーター自身のストーリーテリングの力
なんだかんだでリクルーターが直接口説く場面は少なくない。その時にとくに現場から離れた客観的視点からその候補者に入社してもらう必要性のストーリーを語れると成功率がとても上がる。たとえばA事業部は今こういう課題を抱えていて、あなたに入ってもらいBというスキルを活かしてその課題解決をしてもらいたいんです、という具合

あと123すべてに共通しているのは当該ビジネスについての理解度が万事に影響してくるので、基本的な教養みたいなのが割と物をいいます。私がたいして役にたたないMBAのありがたみを多少でも感じるのはそういう時です。


2020/01/19

備忘録、持ち家と賃貸の有利不利

持ち家が得かどうか


橘玲氏の本を読んでようやく持ち家の損得についてそれなりに考えを整理できたので備忘録として書いておきます。住宅ローン界隈には本当に疎いので金額とかは凄い的外れかもしれません。
家も資産の一形態に過ぎない。この前提で持ち家と賃貸の良し悪しを考えてみる。

仮に頭金なしで全額ローンを組んで5000万の住宅を購入したとする。
この家に賃貸で住んだ場合の家賃が今も今後も月12.5万円だったとき、年間家賃総額150万。借金を返す必要はあるが、5000万を運用して3%の運用益が出ている状態とみなせる。
仮に住宅ローン金利の支払い総額1000万円としてこれがこの運用を実現するための借入コスト。

今度は同じ5000万を運用して年3%の運用益を得られたとした場合を考えてみる。一年に150万の運用益。一月あたり12.5万円。これでさっきの例と同じ住宅に住んだとする。この場合持ち家と賃貸がトントン。

ただし賃貸は借入コストがかからない。信託報酬とか売買手数料がかかるが住宅ローンよりぜんぜんやすい。持ち家の場合はその分、実際はもっと良い、借入コストを補って余りある家に住めれば持ち家派の勝ちだし、賃貸派と同じレベルの物件にとどまるか、借入コストを吸収できなければ負け。

ただし持ち家派の場合大金を一つの資産にオールインすることになるのでハイリスク。これが賃貸派が持ち家派を攻撃するときの一番の理由。
あとは金融資産と住宅、値上がりする確率が高いのはどっちか。これも少子高齢化の日本だと住宅が不利とされることが多い。

ただし普通庶民は5000万も運用できない。なので借金つまりローンによる大きなレバレッジの運用をできる点がたぶん持ち家派の最大のアドバンテージになる。

もともと資産持ちならわざわざこの日本で住宅ローンに借金でオールインするより分散運用して得た収益で賃貸に住んだ方が良い気がするが、そんなのは極一部の話。

そう考えると住宅ローンもそう非合理的な選択でもない。

あと賃貸派は住宅ローンに追われない分積極的に資産運用しないと持ち家派に勝てない。ただ漫然と賃貸に住んでててはダメ。

2019/09/09

筋トレ

3ヶ月くらい前からまたジムに通いだしています。それで今日はじめてマシンの同じ重量を軽く感じるという経験をしました。あー、こういうことってホントにあるんだなって。

2019/09/08

文章を書くということ

これとは別に最近別の媒体を使ってとにかく長い文章を書きまくっている。

改めて思うが自分は結構文章を書くのが好きである。もっというとツイッターみたいな短文より、一つのスペースでまとまった長い文章を書くのが好きだ。

自分の場合たいしてロジカルでもないくせに自分の書いた文章の論理的・構造的な整合性がやたら気になるタチで、ツイッターだとどうもうまくストラクチャーをつくれない。

というか、一度書いた文章を切ったり貼ったりして構成しなおして、、、みたいなことをとにかくやりまくる方なので、一度呟いたら公正・再構成できないのが性に合わない感じがする。

それで今アウトプットのスピードを上げられるように時々音声入力でアウトプットするのだが、これもやはりストラクチャーが気になってつっかえてしまう。

ひょっとしたら先にストラクチャーを箇条書きのメモかなんかで作っておいて、それにそって喋るようにすれば音声入力でもぼちぼち書けるのかも。今度試してみようと思う。


とにもかくにも文章を書くとというのはエネルギーをつかうけど楽しい。

2019/01/01

2019年

今年でこのブログを書かきはじめてなんだかんだで10年になります。何か目標があってやっているわけではなく単に考えたことを書き溜めたりちょっとした出来事を綴ったりしているだけの場所なので、10年続けたから何かを達成したということもないですが、時々過去の駄文を読んでみると改めての発見があったりもします。

年末は会社の忘年会以外忘年会がありませんでした。また毎年恒例で遊びきにきているばーちゃんが足の手術の関係で来ませんでした。

この10年くらいは、

  1. 大学時代の友人の忘年会
  2. インカレ団体の忘年会
  3. 最初の会社の仲良かったチームでの忘年会
  4. 会社同期の忘年会か新年会
  5. 高校の友人の忘年会

のうち、必ず1・2を含む合計3〜4回くらいは忘年会があって、年末年始のどこかで実家でばーちゃんと弟と麻雀して、みたいな年末年始を過ごしてました。2の関連で増上寺の年越しイベントに2年位連続で参加したこともあったなぁ。

ですがこの2〜3年で友人達は家族を持ってしまって忘年会どころではなく、弟は結婚し、今年に至ってはばーちゃんは足が痛いということで結局マンションの大掃除をして21時位に実家に帰って蕎麦食って寝るという、まあ盛り上がりのない年末年始を過ごしました。

若かりしころの喧騒が懐かしいというものありますが、それ以上に毎年顔ぶれの決まった友人達と会って年末にその一年を振り返る、それでもって実家で麻雀してミカンを食べる、みたいなある種のルーチンでもって一年のサイクルを切り替えていたようなところがあるので、なんだか物足りない感じがしてしまいます。

私も今年には家庭を持つ予定なので、きっとこれからは次の10年のルーチンを作っていくべきステージなんでしょう。少し寂しかれど、大人にならないとね。



2018/11/22

インハウスリクルーターとエージェント(External Recruiter)の違い

インハウスリクルーターとエージェント、共通する部分も多いが異なる部分も多い。

私が最も異なると感じるのは、インハウスの方が何を正しい/正しくないとするか、その価値観の軸がインハウスはより複雑でエージェントの方がシンプルだということ。

同じ採用に関わる仕事でも、エージェントはフロントオフィスの仕事である。フロントであるからには基本的に会社にとってプラスで、顧客にとってプラスでもあれば良い。この2軸の座標軸上で右上を目指せば基本的には正しい。しばしばこの2軸の間でコンフリクトを起こすこともあるが、通常高い顧客満足は売上につながる。もっと言えば、顧客満足を置いてけぼりにしていたとしても売上・利益が上がっていれば正義とする会社もある。この場合はより一層シンプルである。

一方インハウスはバックオフィスの仕事だ。採用はその中でも定量管理のしやすい仕事ではあるが、価値観の軸はより複雑になる。例えばマーケティング部門のHiring managerがシンガポールにあるAPAC HQのシンガポール人で、ローカルのマーケマネージャーを採用しようとしているとする。ここで、

・Hiring managerは、将来自分の立場を脅かされることを恐れ、弱い人材を採用したいと思っている
・ローカルのHRディレクターはそれでは日本にとって良くならないので、より強い人材を採るべきだと考えており、グローバルマーケティングのより上層部に働きかけている。ただしこの根回しには少し時間がかかりそうだ
・ローカルのマーケチームの既存スタッフは人員不足で疲弊していて、誰でもいいので一刻も早く採用してほしいと思っている。また採用の遅れによる機会損失も生まれつつある
・あなたの評価は360度評価で決まり、HRディレクターもHiring managerも評価者になるが、影響力はHRディレクター>Hring manaerである

というような状況の時、どうするのが正しいのか?

一つの考え方は自分の評価が最大になるように動く。結局正解はないのだから、これはある意味正しい。もう一つの考え方は、自分が会社全体にとってもっとも正しいと信じる選択をする。その選択が実際に正しい結果を有無には、適切な信念を作り上げられるだけの勉強が必要になるし、コンフリクトを乗り越えるコミュニケーションが必要になる。なぜなら、人事モノでのコンフリクトは多くの場合価値観の不一致から発生するからだ。また、信念に則って行動したからといって、それが評価に結びつくとも限らない。

最終的に会社のプロフィットに結びつくことが正しいという点ではフロントもバックも変わりないのだが、フロントは顧客に近い分、利益を出すための方程式が短く、変数も少ない。バックだと間接部門の名の通りビジネスへの影響は間接的なものだから、選択肢Aと選択肢B、どちらがよりビジネス的に正しい選択肢かを正確に予測するのは不可能である。

こういう曖昧さ(Ambiguity)を受け入れられるかどうかは、インハウスリクルーターに向いているかどうかを大きく左右する。逆にエージェントなら数字を追いかけること自体にドライブされるタイプでないと厳しい。これは結構性格的な面が大きいと思われる。


2018/09/13

リアム・ギャラガーライブ


以前にも書いたが私にとってリアムギャラガーは永遠のヒーローである。

1でオアシスのファンになって以来、私にとってのロックの何たるかイコールリアムであり、社会の理不尽に行く手を阻まれるたびそれに立ち向かうエネルギーをくれる存在であった。

ただアルバムが次第にパワーダウンするようになるにつれ一時熱が下がってしまい、いずれライブいかねばと思いつつも時は過ぎ、ある時オアシスは解散してしまった。

なんだかんだいっていつかオアシスのライブ(しかもできればUK)に行き大合唱するのはちょっとした夢だっただけに、その機会が失われてしまったことに私は落胆した。

ビーディアイも聴いていたが、アルバムは悪くないもののYouTubeで見る限りでリアムのパフォーマンス、というか要は声が酷過ぎて、むしろオアシスは過去になったのだという思いを強くしたものである。

そのビーディアイも解散してリアムはソロになった。当然私はSpotifyでソロデビュー作を聴いてみた。オアシス全盛期の作品とは比べられないが、評判が良かっただけあって悪くない。

そして何より、YouTubeから流れてくるボーカルが格段に良くなっている。そんなこんなで、自分の中のオアシス/リアム熱が再燃してきたところでアダムエロペからオアシスTシャツが発売。当然買った。本当はサマソニの来日も行きたかったが日程合わず断念。

そして今日。私は武道館にてはじめてマイスーパーヒーローをお目にかかる機会を得たのである。


ライブは最高だった。20年越しの念願が成就したかんじ。