2016/11/26

AIと

私はわざわざ紙の新聞を愛好しているのですが、最近とくにAIに関する記事が目立ちます。AIの文字を見ない日はないんじゃないかってレベル。このところ特に高齢者の運転事故のニュースを目にするので、自動運転の技術なんかは早く実用化されればいいなと思います。

一方でしばしば論点になるのはAIは人の雇用を奪うのか、あるいはAIに代替されない仕事はなんあのか(というかそもそもあるのか)、という点でしょう。

私の仕事である採用の領域についても、例えば面接のアレンジ、Open positionの管理、応募履歴の入力といった定型・ルーティンの仕事は早々にAIに置換されうるように思います。もっというと書類選考だってレジュメをデータマイニングする技術が確立されれば代替できてしまうはず。所詮リクルーターがやっている書類選考って、意外と特定のキーワード探しだったりするので(臨床開発のポジション→プロトコール、みたいな)。さらにさらに言えば、面接だって主観が入る人間の面接よりAIの方が適切なジャッジができるかもしれません。

こういうことを考え出すとキリがなくなって、あらゆる仕事は代替できるのか、という哲学的な問いに突き当たる。

このテーマについてはきっと多くの賢人方々が考えているであろうことなので私がああだこうだいってもしょうがないのですが、たぶん人間に残される/残されないのキーになるのは、「背景と文脈」なんじゃないかと思います。

例えば、充分にキャッチーな音楽をAIが作れるということが一時話題になりましたが。

http://www.lifehacker.jp/2016/10/161016ai_wrote_popsong.html

これは職業作曲家の雇用を奪うかもしれないですが、私はAIが作った音楽をわざわざ買おうとは思いません。そこに背景と文脈がないからです。私は「歌舞伎町の女王」という曲を聴くとき福岡で育って色々な上京してきた女の子が新宿のネオン街を目にしてどんな感慨を抱いたのだろうということを妄想したいし、千葉の少年時代から幼馴染で仲良しの4人組の男子が奏でる友情の歌を聞きたいわけで、それはその背景と文脈自体に価値を感じるからです。

同じ理由で、フランスの高級ワインのニーズがなくなることもないだろうし(たとえ完全に同じ味を埼玉の工場で再現できたとしても)、性風俗産業が消えることもないだろうと思います。

AI時代に需要があり続ける企業ってどういうものなのか?色々考えるんですが、一つはこういう背景・文脈が愛されている会社なんじゃないかと思います。例えば、ソーシャルビジネスとして有名なマザーハウスは、確かに間違いなく製品自体もいいと思うんですけど(店にいくたびそう思う)、同時にやはり途上国に対する貢献であるとか創業者の山口さんのド根性ストーリーとか、そういう文脈・背景が購買を後押してしているのは間違いない。

ということで、AI時代に価値を生みだすため(そして仕事を代替されないため)には、背景・文脈がカギなんじゃないかという説、でした。

再開

ずっと自分のラップトップが壊れていたこともあって更新していなかったのですが、開き直って会社のパソコンとスマホで更新すればいいや、と思いたち更新することにしました。

2014/03/16

イギリスの有名寿司チェーンの「wasabi」がニューヨークで1号店を出すらしい。というニュースを読んで、ロンドンでよく食べたあの変な寿司を食べたくなってきた。不思議なことに。

2014/01/19

手なりになってないかどうかという話

どんな仕事もそうであるように、採用も板挟みとかジレンマがつきない仕事です。たとえば、

  • 現場が欲しがる人材と経営陣が必要だと考える人のギャップ
  • 本国/本社が必要だと考える人材とローカルが欲しい人材のギャップ
  • 内定後すぐに入社して欲しい現場と事務手続きがバタバタになるので少し先にしたがるバックオフィス
  • お金かけてでも採用したがる現場とコストを抑えたい人事とか経理

などなど。で、そういう時、ちゃんと自分としての思いを強くもってないと易きに流されてしまう。簡単に言えば、一番波風を立てずにすむ方向や、社内での力が強い方が主張する方向に物事を進めてしまう。一言で言うと手なり仕事になってしまう。

ただそれだと結局単なる調整役になってしまうので、HRとしてのバリューを出そうとするならば、ちゃんとHRの専門的な知見に基づいて「自分はどうするのがベストだと考えるか」をはっきりさせて主張していく必要があります。それも単に大きな声で叫ぶのではなく、感情的な衝突にならないよう神経をつかいつつ、時には文化的背景の違いなども考慮しつつ、理屈と感情両方で納得してもらいながら主張する必要があるわけで、ちゃんと魂のこもった採用を実現するのは難しいなと思うのです。


2014/01/13

入社三週間時点のメモと感想。

あり得ない程ホワイト。ワークライフバランスを経営が意識していて、基本的に皆あまり夜中まで仕事しない。他国拠点との電話会議があるときは頻繁に早朝深夜労働になるが、その場合も時間調整を入れられる。残業代のカウントも細かい(⬅︎外資なのに年俸じゃないので)。休みも多い。

良し悪しだが、会社としてお金の使い方が緩い。ずっと儲かってる非公開企業なので、コスト意識も低い。前の会社と逆な点。

やはり良し悪しだが知的財産とかの会社のコアになる部分への管理意識が強く、逆に細かい所は性善説に則ってあまり細かく管理しない印象。割と人柄重視の採用をするので、だから信用できるでしょ、といった感じ。実際どうかは別として…

上記もあって、社員へのお金の使い方も贅沢というか、無駄一歩手前。全員新品ラップトップ•スマホ•モニター類貸与、やたらと広いデスク、部署ごとに懇親会用の費用有り、やはりやたら広いリフレッシュ用スペースなどなど。

勤務地が遠い…。片道一時間半くらいなので通勤でぐったりする。あとひさびさの日本の通勤ラッシュ、半端ない…

本国の人事制度とのインテグレーションを進めている段階で、トラブルやカルチャー面でのゴタゴタが多いっぽい。

2013/12/31

超個人的備忘録としての、2013年の振り返り。


前半。
年明けて、1月の下旬に両親がロンドンに遊びに来た。2月に第3学期の試験があって、3~5月で卒論終わらせた。3月末に弟が遊びに来て、一緒にスウェーデンに旅行にいった。並行してイギリスの求人に応募するも、VISAが壁になって全くダメ。夏に帰国。

後半。
帰国してしばらくは異常に体調不良で、ほとんど何もしなかった。秋になって本格的に応募しはじめて、11月に内定を頂いた。11月頭にH高の結婚式で沖縄に行った。ロンドンに卒業証書取りにいくがてら遊びにいって(ついでにチェコとオーストリアに寄った)、12月中旬から勤務開始。

良かったこと
・就職が決まった
・終盤になって睡眠薬の離脱症状が前よりは大分安定した
・定期的にジムにいって運動(主に水泳)するようになった

反省
・ゲームしすぎ


結構長いこと停滞していて、ようやく次のステップにいけた2013年でした。

というか思い起こしてみると、キャリア的な観点から言えば、色々な意味で転機となった2009年からずっと停滞していたようなもんでした(所詮留学というのはジャンプするための予備動作に過ぎないと言える)。2010年あたりの閉塞感は凄かった。

気分的にも、ようやく助走距離が十分とれたという感じなので、来年は飛躍の1年にしたいです。


あと音楽をたくさん聞き映画を結構見た年でした。


ストロークスは今年最大の私的ヒット 
もう10年以上前のアルバムだけど


おわり。



2013/12/22

転職先が決まった話

近況整理。

ちょっと前の話になりますが、10月下旬~11月上旬にかけて3社から採用内定を頂き、そのうちの1社である米系素材メーカーに入社することにしました。気持ちを決めた背景としては以下のような感じ。

①キャリア上の広がりがある
私の場合、採用関連(特に中途採用)に特化したキャリアをこれまで送ってきたのですが(他には一応営業)、これを少し広げたいという思いがありました。これは単純に中長期的に採用以外もやりたいう思いがあることと、採用特化のHRって不況時にRedundancyの対象になりやすいのでもう少しディフェンシブなキャリアに振っていきたいというのと、両方で。

この観点で見た場合、転職先のポジションは事業部人事と採用が特殊事情により同部署で、早々に両面に携わることが期待されていたので非常に良かった。

②労働条件
前職・前々職とそれなりにハードに働き、多少なりとも体を壊したりしたのを経て、できれば次は人間的な労働環境で働きたかった。仕事外でしたい勉強もあるし。


③社風や人間関係/雰囲気
やはり前職での職場の雰囲気が劣悪で、もうそういう職場は懲り懲りなので。特に人事のような内勤職の場合、これは非常に重要だなと。ただ入社するまで一番分かりづらい部分でもあります。最終的には直観を信じるしかないのですが、転職先は会った人がすべからく好印象で、恐らく大丈夫だろうと。

④消費財に接点がある
素材メーカーなのですが、最終消費財と接点があって、一部プロダクトの一般認知度がそこそこある点。外資の場合はそこまででないにしても、依然として日本の転職マーケットは経験した会社の知名度・格にこだわる面があるので、この点はプラス。

そんなこんなで、一番私の判断軸を総合的に満たしているだろう(特に①②)ということで決めました。今景気がいいので(誰でも知ってるような大手のポジションも結構あった)、もう少し粘れば別のチャンスもあったかもなーと思いつつ、でも総合的に判断するとその可能性もあまり高くなかろうという気がしたので、満足しています。あまりブランクあけたくないし。

恐らく近日中に実際働いてみての感想を書くことになるかと思います。