4月の緊急事態宣言からの5月までの自粛、6月の小康期間を経て7月にまた再拡大。
それで8月どうなるかと思いきやなぜか感染数が減少トレンドに転じた。8月のあいだ、結構都心に出たり近くの繁華街をウロウロしていたりしたのだが思ったより商店も飲食店も普通にオープンしていて、某餃子の●将みたいな庶民向けのお店なんかめちゃくちゃ密になってしまっているのを見かけた。ここのところまた増加の兆しが出ているという報道もあることを考えると、結局日本(とうか東京)の場合通勤電車というのが非常に大きな感染経路であって、8月にみな夏休みをとっていたから感染が減ったのではないかと思わざるをえない。
飲食店の意外な繁盛ぶりを見るにつけ、実は電車通勤者を減らし、あとはマスクとクラスター対策だけ徹底していればそこそこ経済を回すこともできるんじゃないかという気がしてくる。ニュージーランドや中国本土のような徹底的な封じ込め戦略がとれるのであればそれが一番経済には良さそうなんだけど、日本の場合個人情報保護法や、権力への懐疑的な世論もあるのでどうも難しそう。
ところで商店・飲食店の感染対策への対応は非常にきれいに二分されてしまっていて、
感染対策をしっかりしているお店(検温・ソシャディ・消毒あり)と、
なんもしてない、本当に野放しのお店。
前者はたとえばユニクロのような感染対策に耐えうる大企業と、感染対策をすること自体が集客上のアピールになるような、ちょっと民度というか、感染対策意識の高い層向けの飲食店がメインだし、
後者はたとえば個人経営の大衆居酒屋で、お金のない学生とか近所のおっさんとかが「感染とか怖がってられるかよ」とか言いながら飲んでるイメージの店とかで、あるいはカフェとかの低単価業態で席を間引くとどうしても赤になるようなお店。都内のスタバとか本当に普通に混んでいる。
気の毒なのは客単価・客層的には後者(大衆向け)なんだけど頑張って対策しているお店。対象顧客がそもそもあまり気にしてないから、感染対策が集客上のアピールポイントにならない。たぶんいろんな店がそのことに感覚的に気づいてて、つまり感染対策なんかせずに野放し路線全振りで経営しちゃったほうが(うっかり自分の店でクラスターが出て営業停止に追い込まれるとかのもろもろリスク差し引いても)多分良いという結論に至っていて、それが最近都内で見かけるやたら密度の高い飲食店の光景なんだろうと思う。
さて今年は全然海外旅行にいかなかった。出張もなかった。
思い起こすと留学だ出張だ旅行だっていうことで過去数年結構あちこち言っていて、9か国10地域のべ27海外渡航している。
2012年 イギリス
2013年 イギリス・チェコ・オーストリア・フランス
2014年 イギリス・ベルギー・香港・中国
2015年 アメリカ・カナダ・香港・中国
2016年 オランダ・香港
2017年 オランダ・ベルギー・中国・香港
2018年 イギリス・ドイツ・香港・台湾
2019年 イギリス・オランダ・中国・タイ
2020年はそんなわけで9年ぶりに一切日本から出なかった年になりそう。自分自身、海外の空気を吸う事でとてもインスピレーションを得られてきたと思っているので残念。
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