2018/02/24

私の会社の初の新卒インターンシップが終わった。

当初は大人しい子が多いイメージで不安を感じていたが、優秀な子、ポテンシャルの高い子が多く、帰る頃には評価が一変していた。

ウチがそういう会社というのもあるが、参加者に海外やグローバルな仕事に関心のある子が多く、皆つたない英語で話すことに躊躇がない。

本来ならこういう人材にガツンと刺激を与えられる時間を提供したいところで、そのための最善は尽くしたつもりだが、いかんせん採用のためのアセスメントとプロモーションが第一義なのでどうしても限界はあったりする。

そう、優秀な人材にはちゃんと刺激を与えて育てていかないといけない。

年一で深セン出張に行っているが、ああいう放っておいても競争、経済成長、変化と革新が日夜起こる場所ではかれらは無意識にでも刺激を得て伸びてゆく。

自分はもともと新卒でベンチャー的な会社に入った人間で、競争、成長、変化が多い環境の功罪はそれなりに理解できているつもりだ。

そういった環境は往々にして下品、未成熟、粗野で健康に悪かったりするが、能力を高め貪欲さを育む。成長が鈍化し、新しい商売がなかなか生まれない国では必要なものだ。

ここでいつも腹が立つのは日本のここが凄いだなんだと自己満足を煽るたくさんのコンテンツ。きっと実際に凄いところ、世界に認められている技術や文化的コンテンツもあるだろうとは思う。だがそれで得られる安心は愛国心は育むかもしれないが若者をスポイルしてゆく。

危機感や劣等感に駆り立てれて伸びる能力はあるはずで、それは安心や誇りなんかと上手くバランスされていないといけない。が、今の日本で前者を
麻痺させようさせようとするコンテンツが氾濫しているのはどういうことなのか。


このことには憤ってばかりいる。