しかし、イギリスで大学院生をしていく上で、当初私にとってイギリス英語を理解するということは死活問題でした。TOEFL中心に勉強していたため、耳が「アメリカ英語耳」になっていて、教授が何を言ってるのかわからない。生活でも色々と不便。
で、いわゆるイギリス英語にどんな特徴があるか調べてみると色々興味深いことが分かりました。
私はもともと「Can」とか「Either」とかのアクセントあるいはセンテンスの強弱等の問題だけだと思っていたのですが大間違い。そして、色々調べるとイギリス人の気質が透けてみえるようで、結構面白い。
全体的に、米語に比べ遠回しな表現が好まれるようです。付加疑問文(~じゃない?)の多用、Would/Should等の助動詞の多用など。
(そういえばGMATを勉強していた時、
「米語を標準とするGMATでは、
- I suggested that he go there.
が正しいとされるがイギリス英語だと
- I suggested that he should go there.
が正しい」
という様な事をやった覚えがある)
あとは比較的、敬語の概念がよりしっかりしている印象。
あとは比較的、敬語の概念がよりしっかりしている印象。
もう一つ、面白いのがそもそも同じ意味のものを指す単語が違ったりする点。ぱっと思いつくところだと、
- Flat (Apartmentは余り使わない)
- Petro (ガソリン。米語だとGas)
- Jumper (イギリスでは長袖セーターの類をさす模様)
他にも結構いろいろあります。“Cheers(ありがとう)”も辞書によればイギリス英語らしい。
そしてイギリス人の面白い点は、たとえ日本人のヘタクソ英語でも、少しでもアメリカ訛りの香りを嗅ぎつけると、それを指摘せずにはいられないということ(どっちでもいいじゃん・・)。