2012/01/28

変圧器

海外にいくなら何はともあれ変圧器は必要だと思っていましたが不要のようです。
最近の家電は素晴らしいことにほとんどが100V~240Vまで対応しています。

・ソニッケアーの電気歯ブラシ:不要
・割と新しい富士通のパソコンのアダプター:不要
・2年前に買ったデジカメの充電器:不要
・iPhoneの充電器:不要
・小型加湿器:不要
・ドライヤー:不要

唯一必要なのは15年位前に買った電気座布団くらいですが、このために変圧器を買うのもバカバカしいので買わないでおいて、向こうで譲ってくれる人を気長に探せばいいかなと思いました。

2012/01/25

留学生保険と年金

海外留学する際、「健保」「年金」「住民税」をどうするかは結構難題だったのでまとめておきます。

お金に余裕があるのなら住民票を日本の実家にでも残した上で留学生保険もパッケージでガッツリ入ればいいですが、そんな人は少数でしょう。

上記のうち、健保と住民税については海外転出届を出し、住民票を日本から外す(海外転出届)ことで止めることができます。ただし住民税は前年度所得に基づいて支払うので留学中も一定かかります。区役所にいけば見積もってくれますし予め払ってしまうこともできます。

健保は
A 留学生保険に入る
B ↑に入らない(住民票を残しておけば日本の国保に加入可能)
のいずれかを選択できます。
ただコスト対補償額を考えれば留学生保険がベターでしょう。

問題は年金なのですが、年金については海外転出届を出しても出さなくても任意で加入を継続できます(任意加入)。でいきなり結論なのですが、私は年金については加入しておくべきだと思います。

当初は崩壊間際な上にやたらと高い日本の年金なんて払うもんかと思っていました。それがなぜ上記結論に至ったかというと、任意で年金未加入にした時期に被ってしまった後遺障がいについては、国のセーフティネットの対象外だからです。(←なんで?)

もちろん保険会社の留学生向け保険商品も後遺障がいをカバーしています。
実例: 保険金約12万で治療費1000万+後遺障害1000万

他にも無制限プランとか色々あるようなので表面的な補償額は悪くなさそうです。
しかし、役所に問い合わせたところ、任意の年金未加入時に後遺障がいを被った場合、年金手帳をもらえないようです。

詳細は省きますが、現時点では年金手帳の有無は"Employability(被雇用力)"に大きな影響があります。例えば車いすの方でしっかりした職歴をもつ人なら(今のところ)採用したい企業は多数あります。ただし年金手帳があれば。 ※当然国の障がい者雇用政策に影響されるため長期的には不明瞭

基本的には障がい者に対するセーフティネットは年々充実する方向にありますし、インフレリスク等を考えれば現金をもらうよりEmployabilityを高めておくほうが安全だと思います。


そんなわけで私個人としては下記のような感じにすることにしました。
・病気・ケガの保険:○
・生活動産/携行品保険:×
・死亡保険:×
・年金:○
・健保/住民税:× ←海外転出届を提出

めんどくさい。

2012/01/20

プラネテス等


「プラネテス」「ヴィンランド サガ」続けて読みました。

ジャンルとしては多分120度位異なる作品(前者はSFだし後者はヨーロッパの歴史物)ではあるものの、本質的に作者のメッセージは同じだろうとは思います。人は社会的動物だから、愛することなしには生きられない。それが、前者だと宇宙を舞台にすることで孤独することとの対比によって、後者だと中世欧州の奴隷制度やヴァイキングの苛烈な生き様との対比によってより強固に浮彫になるという、そういう話と思います。

しかし厄介なことにこの作者の場合、「この過酷で不条理な世の中において理想の愛を体現できる神はいない」という思想の持ち主がいずれの作品にも登場します。そして、歴史を作るのはいずれもそうした人物として描かれている模様。

プラネテスでは木星探索用宇宙船の開発責任者がそれで、こちらは「神はいない」→「愛なんて大それた概念を現実に体現することは不可能だ」→「だからそんなモノは捨て去る」というロジックで、数百人の命を笑って犠牲にして大型エンジンの開発に成功したりとか。

ヴィンランドサガではクヌート(実在するデンマークヴァイキングの王様)がそれで、こっちは「神はいない」→「だから自分がその高邁な理想を実現する」→「その過程においては非常に徹する(愛情だって一時的に捨てる?)」という思考回路のもと血まみれ覇道を突き進む。

そもそもの人間(or生物?遺伝子?)の本質として拡大・発展・成長を指向するのは当然だとする意見を目にする一方で、個人的には(最近とくに)現状にそこそこ満足してるなら、無理な拡大発展をしなくても良しとする社会の方が成熟しているように感じてきていますので、上記二人の存在は私には「拡大発展を渇望する人間社会」へのアイロニーのように読めてしまいます。

2012/01/11

自己成長とかいうアレ

草食風な与太話を書きたいと思います。

企業の採用ページとかリクナビで無造作に使われる『自己成長』という言葉が、私はあまり好きじゃありません。
特に新興企業の社長が「(ウチのような)ベンチャーでは裁量ある仕事を任せるから大手より成長できる」なんてドヤ顔で語ってるのを見ると胡散臭ささえ感じます。

まず具体的に自己の何が成長するのかが曖昧です。大きな組織での立ち振る舞いや巨額の予算を扱う感覚なら大抵は大企業の方が身につきます。
私がいたような人材の会社なんかはスピード感とかは身につきますがPCスキルや気遣い力なんかは一般職で事務してる方が伸びるかもしれません。
もっと大きく、例えば「人間力」なら育児や親の介護をした方が成長するかもしれません。
その辺曖昧なまま成長できると言われても、社員を騙くらかして重労働させるためのプロパガンダっぽいので胡散くせえと思うのです。ちゃんと「当社が利益を最大化するために必要な能力に関して成長できる可能性の高い環境です」と言って欲しい。言わないか。

次にそもそもその手のフレーズの奥に漠然あるビジネスパーソンたるもの成長しなければならないという前提が好きになれません。
頑張って成長しても、それが何かに貢献してなければ単なるマスターベーションでしょう(貢献のための手段として成長が必要ならすればよい)。
私はそのままで社会の中で自分の価値観に沿った貢献ができるなら成長なんて別にしなくていいし、貢献のために必要な「伸び」についてはむしろ進歩とか上達と呼びたいです。 この意味での進歩上達については、ちゃんと努力していきたいと思います。

ここまでうっかり読んで「コイツただの天邪鬼じゃねーか」と思った方、その通りです。

2012/01/05

西周りはダメだって

よくわからんのですが私は今年厄年らしく、去る去年の12月に有名なお巫女さんというか、よくわからんのですが神道の先生のところに行って諸行どう振る舞うべきか聞いてきたわけです。

先生「留学先はどこなんですか?」

「イギリスのロンドンです。」

「ロンドンって言ったら、西だわね。えーと(と言って本で調べる)、あなた、西はダメよ。一番良くない方角よ!」

「えー!もう行くのは決まってるんですけど。」

東から行きなさい!アメリカとか、そっちまわりでいけば北東の方角で、それならいいですからね」

「はぁ(そんなんでいいのだろうか)」

「あとは出発はいつごろなの」

「1月末から2月の頭くらいになると思います」

「そしたらこの日とこの日とこの日と・・・(略)が良い日なので、その日に出発するといいですよ。あと1月になったらお祓いにいらっしゃいね」

ということで、半信半疑ながら「西は悪い」と言われてそのまま西周りに行くのも気持ち悪いので、東周りで行くことにしました。

当初片道8万円程度を想定していたのですが東周りだと倍近くなります。というかそもそも代理店が取り扱ってないことも多く、あっても20万とか50万とかいう話になるので、アメリカまでの片道航空券を買って、アメリカ―ロンドン間は自分で手配することにしました。これで12万~15万くらい。

ちなみに当初乗り継ぎにはロスかNYかで考えていて、地図を見る限り東にまっすぐ進んでいく感じなのでどっちで乗り換えても似たような値段だと踏んでいました。
しかし実際はロスの方が断然安いです。メルカトル図法の地図だとわからないですが、実はロンドン―NY間とロンドン―LA間は距離がほとんど変わらないのです。一方で東京からは明らかにLAが近いため、特にサーチャージで差がでます。この辺はグーグルアースで見ると実感できて面白いです。

そんわけで2月4日発、ロサンゼルス経由でロンドンを目指すことになりそうです。

(追記)
アメリカ現地の格安航空券を探すには下記サイトが便利でした。
http://www.travelzoo.com/
ロサンゼルス→ロンドン、もろもろコミで380ドル!激安

2012/01/04

2012年の抱負というかビジョン

年始ということで、今年の上半期のビジョン、下書き的な感じで今考えていることを書いておきたいと思います。
なるべく"SMART"を意識しつつ

期限:6月末(渡英後、プログラム開始から4ヶ月半が経過)
イメージ:
①英語での受信力・発信力にそこそこ自信が付いている状態
②人事労務分野での即戦力性が向上したと言える状態
③アサーティブな姿勢が身に付きつつある状態

以下、具体的な目標ベースに落とし込むと、

【指標】 質問・発言回数(具体的な数値は授業運営スタイルがイマイチ不明なので後日設定)
*質問・発言には予習(Reading)、授業の流れについていく(Listening&Notetaking)、実際にしゃべる(Speaking)がすべて必要なので有用な指標だと思う
*授業での成績評価は評価基準が不明なのでいったんおいておく 

【補足】 特に去年携わった給与・社会保険領域の業務を出発までに体系化してモノにしておく。
できれば留学中も並行して日本の人事諸制度の勉強を続けたい。(状況による)
【指標】 (詳述した場合の)レジュメに(自信を持って)記載できる業務量
【期限】 1月末and6月末

【指標】 →Specificな目標設定しづらいのでちょっと考える。
ひとまず「主張負けしない」「譲らない」「流さない」ようにする。
ちょっと気持ち悪いけど、自分にはこのくらいでちょうどいいかと。

あと、授業についていくという点で、多くの留学生が苦戦する会計関連については早めに基礎だけ学んでから出立したいです。ちょっと欲張りでしょうか。

多くのBS卒業生がメリットとして語る「ネットワーキング」については今のところは重視していません。
極論友人ゼロで帰国することになってても上記①②③が達成できてれば一先ずOKとしたいです。

そもそも人事でのビジネススクール留学という行為自体が投資回収率の低い行為なので、その上で更にネットワークというアヤフヤなものを得るのに注力するのはちょっと抵抗があるため。普通に過ごしてて結果ネットワークができてればラッキーと思いたいです。

最後にオマケですが、イギリスに本拠地を置いている大手NGOの本部を1回見学したいなぁ。

2012/01/01

2012元旦

元旦から鎌倉に行ってきました。
ほとんどの人が鶴岡八幡宮に向かう中自転車を借りてまっすぐ海へ

案の定ガラガラでした。寒さも思った程ではなくウインドブレーカーを来てれば問題なしでした。

海沿いを走り回ってから、バスも電車の便も悪そうな立地の寺社を探して行ったらやっぱりガラガラでした。
でも意外に立派なお寺だったりで良かったですよ。がっつり祈願してきました。
皆と逆を狙うような動きをすれば元旦でも混雑に会わないですみます。
でも八幡様だけは夜でも大混雑でした。さすが、別格